初代の店主、栄吉から最も大切なこととして受け継がれていること、それは安全安心をモットーとする材料へのこだわりです。
カネ政商店の魚肉ねり製品の原材料には、天然素材、新鮮な素材、厳選された素材のみで製造いたしております。
昔に比べ原材料となるタラの漁獲量の減少、価格高騰、そのような逆風にも負けず、より良い原材料を選別し、皆様に安心してお召し上がりいただける伝統のかまぼこづくりを続けてまいります。
下記は当店が魚肉ねり製品に使用する主な原材料です。
カネ政商店では船上で加工された最高品質のすり身を使用しております。かまぼこの原料となるすり身にも、等と同様にランクがあります。
当店が使用しているすり身はその中でも最高ランクの「FA、SAクラス」を使用しております。 最高品質のすり身は、世界中で最もキレイな海といわれるアラスカの海の船上で捕れたてのスケトウダラを加工し、鮮度を保つため急速凍結されます。
アラスカの海はスケトウダラを始め、鮭、真たら等高品質のお魚を産出する豊かな海でもあり、海の生態系を崩さぬように乱獲を防止する等、自然環境にもやさしい漁場です。
白グチやイトヨリダイ、キントキダイはアンダマン海や南シナ海で獲れた最高品質のものを使用しております。また、商品によっては鱧のすり身を用いる場合もございます。 塩はかまぼこの味だけでなく、その食感に大きく影響を与えます。通常の精製塩は99.9%%がNaCl(塩化ナトリウム)で、その他のミネラル成分はほとんど含まれていませんが、海水中には数十種類ものミネラルが入っています。
カネ政商店ではかまぼこの風味、食感を最大限に引き出すため、すり身と相性がよく海水のミネラルバランスに最も近い業界が開発した独自の「海水天然塩」を使用しています。この一振りの塩が素材の持つ旨味を引き出す役割を果たすのです。 カネ政商店の揚げかまぼこの揚油は、いつも新鮮に保たれたオレイン酸の豊富な「菜種油(キャノーラ種)」を使用しています。 揚げかまぼこは「油っこい」「しつこい」というイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、その原因の大半が揚げ油の劣化です。
カネ政商店では揚げ油の鮮度を測る数値、酸価度を2.0以下と基準値よりも大幅に低く設定し、厳しいチェック体制のもとで管理し、いつも新鮮に保たれていますので、さっぱりとした仕上がりの揚げかまぼこになっております。また、菜種油には動脈硬化などの原因になると言われている悪玉コレステロール(LDL)だけを下げる成分として注目されているオレイン酸が多く含まれていますので、安心してお召し上がりいただけけます。